お味噌のはなし

子育てをここ☆ちよーくするコラム

東洋医学的視点を持つ看護師&飾り巻き寿司インストラクター &
マクロビオティックアドバイザーの堀 香織さん
による「お味噌のはなし」です。
(このコラムは、きらら通信2018年2月号に掲載されました。)

【今回はお味噌のお話です】

味噌…語源は諸説ありますが、古代中国の 「醤(しょう ・ ひしお)」 が遣唐使によって日本に持ち込まれた説が有力です。
その醤になる前の成熟途中のものがとても美味しく、“未だ醤にならざるもの”→ “未醤(みしょう)”→ “みしょ”→ “みそ”になったそう。

【味噌は、大豆を麹菌で発酵させて作った食品です】

白味噌 ・ 米味噌 ・ 麦味噌 ・ 豆味噌…と、麹の種類や割合の違いで様々な種類があります。
畑の肉と言われている大豆が主原料なので、良質のたんぱく質 ・ 脂質 ・ ビタミン B2 ・鉄 ・ リン酸 ・ カルシウムを含み、 繊維質も豊富なため腸内環境を整えてくれます。

ご飯にお味噌汁はつきものですが、栄養上から見ても、白飯に不足しがちな、たんぱく質ミネラルが摂れるので、具沢山にしたお味噌汁との組み合わせは最高ですね。
そして活性酵素を除去し放射性物質の排泄を促進する働きがあるという研究結果もあります。

このように私たちの生活に欠かせない味噌、今では多くの種類がスーパーに並んでいますが、
ぜひホンモノ (伝統製法) のお味噌を選んでくださいね。
また、作り方はとってもシンプル&簡単ですので、お子さんと一緒に手作りすると楽しいですし、 食育になりますよ。